ニュースリリース
越境ECのeBayとのAPI連携を行い、国内EC事業者の海外向け販売を支援〜発送代行サービスの提供を通じ、越境ECの悩み第1位・配送をサポート〜
物流プラットフォームを運営する株式会社オープンロジ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:伊藤秀嗣、 以下オープンロジ)は、世界最大級のマーケットプレイス「eBay(イーベイ)」を運営するeBay Inc.の日本法人イーベイ・ジャパン株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤 丈彦、以下イーベイ・ジャパン)と、サービス間のAPI連携を実施いたしました。これに伴い、eBay出店者向けに追加料金なしでオープンロジへの発送依頼から配送情報反映までの物流管理業務を自動化するサービスの提供を、本日7月11日(木)より開始いたしました。
<本件のポイント>
- 急成長する越境ECだが、手続きの煩雑さなど物流面の問題が事業者の大きな課題に
- 連携により追加料金なしで配送先情報の入力や追跡番号の反映が自動化され手間を削減
- 今後は配送キャリアや対応通貨の拡充などを予定。年内に100ユーザー獲得を目指す
eBayとの連携イメージ 。受注情報から発送(出庫)依頼が自動作成されるとともに、配送会社の追跡番号などの配送情報はeBayへ自動反映。
■サービスの背景と概要
世界の越境ECの市場規模は昨年6,700億米ドルに達し(事項図1)、今後も継続的な伸びが見込まれます。そのなかで日本は米中向けを中心に販売国としての伸びが大きく、2018年には東京都も公設の越境ECサイトを開設するなど、支援に乗り出しました。一方で海外に向けた配送は国内向けEC以上に手間がかかることから、越境EC事業者にとっては大きな課題となっています。
オープンロジはこの課題を解決すべく、日本企業の越境ECを支援してきたイーベイ・ジャパン株式会社と連携いたしました。今回の連携によって利用時のデータ加工や配送情報の反映等従来のアナログな作業が不要となり、出店者様はより便利に越境ECを行うことができます。</p
■越境ECを取り巻く環境
経済産業省の調査資料によると、越境ECの市場規模は今後も成長が見込まれ(図1)、多くのEC事業者がこれをビジネスチャンスと捉えています。一方で参入においては商品配送などの物流面を課題と感じている事業者が多く、イーベイ・ジャパンによる調査では越境ECを開始した際の課題として約60%の事業者が配送を挙げており(図2)、顧客対応や現地語への対応などを抑え最も大きな課題となっています。
■今回の連携で実現すること
①eBayの受注情報をオープンロジへ自動で取り込み、EMS・eパケットの出庫依頼を自動作成
②倉庫から発送完了後、EMSおよびeパケットの追跡番号をeBayへ自動登録
上記2点が実現した結果、従来必要だった配送先情報の入力や荷物ごとの追跡番号のアップロード、梱包作業やインボイスの作成作業等を行う必要がなくなります。またオープンロジを利用することで、個人での配送と比較して割安な配送料金で配送が可能です。
■利用開始方法
- 利用開始をご希望の場合は、eBayおよびオープンロジ両方のアカウントを取得したうえで下記お問い合わせ先までご連絡ください。
- お問い合わせ先: cs@openlogi.com
- 入庫・保管・配送にかかる利用料以外に連携の利用にあたる追加料金の発生はございません
■イーベイ・ジャパン株式会社 コメント(ビジネス開発部 部長 岡田 朋子 氏)
昨今、越境ECの認知も高まり、eBayから越境ECへ参入する企業も年々増加してきました。しかし、越境ECならではの商品の海外配送・関税・海外返品対応など、物流において不安を抱くお客様も少なくありません。
この度、オープンロジがeBay連携をリリースしたことにより、eBayを活用した越境ECの物流負荷を大幅に削減することが可能となりました。越境EC参入にあたりお客様の不安を解消し、今後オープンロジと共に、より幅広いお客様に対して越境ECへの参入機会を提供できることを期待しております。
■β版ご利用ユーザー様のお声
(一心刃物/Bay Trade Japan Knife Store 代表 岡田 龍馬 氏)
我々は越境ECで包丁を中心とした調理器具を販売しています。日本製の高品質な商品は海外で人気が高いため過剰な価格競争を避けられることが越境ECの魅力で、販売には集客力に優れたeBayを、越境ECの壁となる海外配送にはオープンロジを使っています。
β版ユーザーとしてオープンロジとeBayの連携を利用し特に便利だった機能は、追跡番号の自動反映です。連携により配送依頼の作業時間を連携以前の6割ほど削減でき、空いた時間を別作業に充てることが可能になりました。
さらに配送手段がEMSのみの配送代行業者が多いなか、オープンロジはEMSとeパケット両方の配送手段に対応している点も魅力です。例えば400gの荷物を米国へ配送する場合、定価で比較してもEMSよりeパケットの方が900円以上安価なので、2つの使い分けができることにより大幅に配送料を削減できます。
■今後の展開について
今後の取り組みとして配送手段のバリエーション拡大や対応通貨の拡充、現地倉庫での返品受付サービス等の提供を予定しております。年内に100ユーザーの獲得を目指しセミナーや展示会の出展も予定しており、今後も越境ECを物流面からより強力にサポートしてまいります。
■株式会社オープンロジ 会社概要
会社名 : 株式会社オープンロジ
設立年月日 : 2013年12月25日
所在地 : 東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル 9階
代表取締役CEO: 伊藤秀嗣
事業内容 : 物流プラットフォームの運営
URL :https://openlogi.com
オープンロジは、「物流をもっと簡単、シンプルに。」をコンセプトに、現在の物流サービスの複雑な料金体系、見積もりや問い合わせといった煩雑な手続きは不要で、透明でシンプルな業界最安値水準の料金体系と手続きの簡略化により、会員登録後に即、オンライン上で物流業務(入庫・保管・発送業務)をアウトソーシングできるオンデマンドの物流サービスです。中小規模のEC事業者を中心に、現在5,000社以上の小売事業者様に導入いただいております。
Mail : pr@openlogi.com